発表会の舞台メイクをするときに役に立つおすすめ本【舞台メイクの教科書 】


バレエの舞台メイクは、ダンサーの表情やキャラクターを強調し、観客により鮮明な印象を与えるために重要な役割を果たします。

そこで今回は自分のお子さんにママが自分でできる舞台メイクのおすすめの本をご紹介します。
あるいは、中学生以上なら自分で舞台メイクの練習や本場の舞台でメイクをする機会のあろ生徒の皆さんに、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

本書の紹介の前にここでバレエ舞台メイクの歴史と進化を振り返ってみましょう!



バレエ舞台メイクの歴史と進化

17世紀のフランス宮廷バレエ(バレ・ド・クール)では、舞台メイクはまだ発展途上でした。男性が女性役を演じることが多く、単純な白粉(おしろい)や赤い頬紅が使用されました。

バレエが宮廷から劇場へ移行するにつれて、照明が暗くなり、舞台メイクの重要性が増しました。顔の特徴を強調するために、濃い化粧が施されるようになり、白粉やルージュが広く使用されました。

ロマンティック・バレエの時代(1830年代〜1850年代)には、舞台メイクがより洗練されました。ガス灯の普及により、ダンサーの顔が観客からよりはっきりと見えるようになり、メイクもそれに応じて進化しました。白粉やルージュに加え、アイライナーやマスカラが使用されるようになりました。

この時期には、映画産業の発展とともに、メイク技術が大幅に向上しました。バレエでも、よりリアルなキャラクターを表現するために、立体感を出すための陰影(シェーディング)やハイライトが取り入れられるようになりました。

バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の影響で、メイクもアバンギャルドで大胆なスタイルが取り入れられました。バレエ・リュスの振付家やデザイナーたちは、キャラクターの個性を際立たせるために、強烈な色彩や独特のデザインを使用しました。

照明技術の進化とともに、メイクもさらに進化しました。蛍光灯やハロゲン灯の使用により、顔のディテールがより鮮明に見えるようになり、メイクのテクニックもそれに応じて精緻化しました。ダンサーたちは、自身でメイクを行うことが一般的になり、専門的なメイクアップトレーニングが提供されるようになりました。


現代のバレエでは、メイクはキャラクターやストーリーに応じて多様化しています。特殊メイクやプロステティック(人工皮膚)も使用されることがあり、ファンタジーやサイエンスフィクションの要素を取り入れた作品では特にその傾向が顕著です。また、メイク用品の進化により、持ちが良く、汗や照明に強い製品が多く使用されています。


また、環境に配慮したエコフレンドリーなメイク用品の需要が高まっています。バレエ界でも、持続可能な素材や動物実験を行わない製品が選ばれるようになっています。



バレエの舞台メイクの歴史と進化は、その時代の技術や文化に応じて進化し続けており、今後も新しいアイディアや技術が取り入れられていくのだとお分かり頂けたと思います。

失敗しない舞台メイクの教科書

1.くずれない土台づくり

2.骨格にあわせたガイドライン作り

3.ガイドライン通りのアイメイクで目もとを大きく立体的に

4,テンプレートで理想的な形の眉に

5.チーク&シェイディングで立体感をプラス

  • コスメ
  • ブラシ

著 者:Clara (編集), YOKO (監修), 深谷 義宣 (写真), 西山 叶和子 (その他)
出版社 ‏ : ‎ 新書館
発売日 ‏ : ‎ 2023年11月21日
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 80ページ
サイズ ‏ : ‎ 18.2 x 25.7 cm
価 格:1,980円(税込)

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