この世界では「バレエ」を始めたくても出来ない子供たちがたくさんいます。
それは、経済的な問題だけではなく、自分が住んでいる国が貧しかったり、戦争や内乱など不幸な出来事によって自分の国から安全なところへ脱出しなくてはならない、そんな子供たちがいます。
そんな逆境にあっても、バレエと出会い、夢や希望を失わず生きている子供たちがいます。
今回ご紹介する本、「シリアからきたバレリーナ」もその1冊です!
多くの子供たちに読んで欲しい本です。。
シリアからきたバレリーナ
シリア人の少女アーヤは、イギリスで難民認定を待っているところだ。
引用:偕成社解説より
内戦で住めなくなったシリアを脱出し、ようやくマンチェスターに辿り着いた。途中、小さなボートで海を渡る際に父と離れ離れになり、気力を失った母を支えながら赤ちゃんの弟をつれて、毎日、難民支援センターに通っている。
ある日、同じ建物にバレエ教室があることに気づく。シリアでバレエを習っていたアーヤは、そこで明るい少女ドッティや先生ミス・ヘレナに出会い、踊ることで息を吹き返していく。
希望とあたたかさと人間性に満ちた、2020年〈カーネギー賞〉ノミネート作品。